シャトー・オーゾンヌ
サンテミリオンの町の頂上にある教会から坂道を下っていくと坂の途中にオーゾンヌの畑が広がっています。畑には僕の腕よりも太い、樹齢50年ぐらいの葡萄の木が並び、(訪れたのが4月だったので)下には草がたくさん生えていて黄色くかわいらしい小さな花を付けていました。
アランさんいわく「昔は草が無いのが良いことだと思っていたけれど、今は草と葡萄の木が競争するのが良いと思っている。草にも色々な種類があって、その一つ一つが畑に影響を与えているんだよ。」と。立派なシャトーの横には、1580年に作られた石灰岩の洞穴の広いセラーがあり、その中でワインがゆっくりと眠っています。
オーゾンヌでは、樽で約21カ月間の熟成後、瓶で約20カ月熟成させ、ボルドーの中でもかなり長い時間をかけてからリリース(発売)されます。これは「瓶でできるだけ長く熟成させて、バランスの良くなった物を売りたいから」とのこと。一緒にテイスティングをしていても美味しいワインを造りたいというアランさんの強い思いが伝わってきました。
フランスのボルドー地方、サンテミリオン地区にあるシャトー・オーゾンヌの畑は丘陵の斜面の日当たりの良い最高の場所にあります。ワインにはメルローとカベルネ・フラン種の葡萄が約50%づつ使われていて、シャトー・オーゾンヌは、「年によっては50年以上熟成できるワイン」と高い評価を受け、シュヴァル・ブランと共に、サンテミリオンのプルミエグランクリュ(第1特別級)の中でも最上のランクに格付けされています。
1990年の半ばからはミシェル・ロラン氏からアドバイスを受けて、オーナーであるアラ・ヴォティエさんが中心となり、より丁寧なワイン造りが行なわれています。
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