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「タウラージ」ワイン対決!

タウラージ マッキャ・ディ・ゴッティ 南イタリアを代表する赤ワイン、「タウラージ」

「タウラージ」とは、南イタリアで造られるワインの中で、最も代表的な赤ワイン。
カンパニア州の赤ワインの中では唯一、イタリアワイン法によってD.O.C.G.(統制保証原産地呼称)に認定されているワインです。

濃厚な赤ワインである「タウラージ」は、「アリアニコ」という名前のブドウ品種から造られています。

北イタリアの代表的なワイン「バローロ」を造る偉大な「ネッビオーロ」種に例えて、「アリアニコ」種は「南のネッビオーロ」とも呼ばれています。

この「アリアニコ」は、古代ギリシャから伝えられたブドウ品種で、イタリアでは、カンパニア州、バジリカータ州、プーリア州、アブルッツォ州、モリーゼ州など「南イタリア」と言われる地方で造られています。

昔、南イタリアの人々が産業用にワインを生産していなかった頃、北部のワイナリーは南イタリアのブドウを、強化用のブレンドに使っていました。その中の一つがこの「アリアニコ」であり、濃厚な味わいを出す「アリアニコ」は非常に魅力的なブドウだったようです。 

「タウラージ」を造るには、アリアニコ種を70%以上使用することが規定によって義務付けられていて、「ピエディ・ロッソ」や「サンジョベーゼ」、「バルベーラ」など他の品種を少量ブレンドすることもできます。


先日開催したワイン会で、何と「マストロベラルディーノ」と「アントニオ・カッジャーノ」の「タウラージ」2本を飲み比べることができました!

この「アリアニコ」種が、造り手によって、どんなタウラージワインに造り上げられるのでしょう?

ワイナリー「マストロベラルディーノ」と「アントニオ・カッジャーノ」、同じ「タウラージ」を名乗る「アリアニコ」100%のワイン対決です!

タウラージ ラディーチ【1】マストロベラルディーノの「タウラージ ラディーチ 2000」   

きれいな濃いルビー色。ラズベリーやスミレの香り。濃厚なベリーの味わいの中に、渋味成分であるタンニンがしっかりしているワインなので、デキャンタしたり、早めに抜栓して、ゆっくり飲むのがオススメ。時間が経つと、程良く丸くなって、エレガントさが際立ってきます。

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タウラージ マッキャ・ディ・ゴッティ 【2】アントニオ・カッジャーノの 「タウラージ マッキャ・ディ・ゴッティ  2000」

かなり黒い赤色で、見た目から濃厚そう。スミレのような、香りがたっぷり。口に含むと獣の雰囲気漂うパワフルさがインパクト強く、衝撃的!キメ細やかなタンニン、スパイシーさによって、上質なお肉やステーキを食べたくなるような赤ワインです。こちらもデキャンタを行っても、まだまだ強く、2~3日楽しめそう。早めの抜栓をオススメします。

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この2本を比べると、「マストロベラルディーノ」は果実味たっぷりでバランス良くエレガント、しかもお値段が手頃です。パワフルさ・高級感を求めるなら「アントニオ・カッジャーノ」。うーん、どちらも素晴らしい!

何と言っても歴史ある大規模なワイナリー「マストロベラルディーノ」と、近年注目されている個性の光る「アントニオ・カッジャーノ」のワインですから。お客様によって、好みが分かれるのもわかります。


南イタリアワインの飲み比べ、しかも今回タウラージ対決を実現できて、贅沢気分でいっぱいです。(^^)♪

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