今年もレベルアップ!毎年進化するドイツワイン
今期のドイツワイン仕入れのため、店長@ヒロ、アキ、私サチのスタッフ3人で神戸へドイツワインの試飲に行ってきました。
ザンクト・アナガルテン ほとんどのワインを地元で消費してしまい、ドイツで最大の赤ワインの生産を誇るというヴュルテンベルク地域にあるワイナリー「ザンクト・アナガルテン」。 ヴィンツァー・ケラーマイスター(栽培・醸造責任者)であるハンサムなご主人、ハンス・ヴィーデンマンさんと、おしゃれな奥様レナーテさんの造るワインは、このヴュルテンベルクの特徴をよくあらわしていて、白、赤ともに力強く、個性あふれる通好みのワインで、食事中に十分楽しめるタイプです。 ドイツでお世話になった当時、マイスター資格を目指して勉強中のやんちゃな16歳だった息子のマルセルも現在24歳。立派に成長したようです。 |
デーブス 親しみやすい味わいと良心的な値付けで人気のある「デーブス」は、ラインヘッセン地域の中心部にあり、200年以上の歴史あるワイナリーです。ガオ・オーデルンハイムに、家族経営で16haの畑を所有し、理想的な土質と気候条件に恵まれた畑で育ったさまざまな品種のぶどうから、それぞれの特徴をうまく引きだした、個性的でバランスが良く、コストパフォーマンスの高いワインを生みだしています。甘口の赤ワインが得意な造り手さんで女性にモテモテのワイナリーですが、辛口ワインもかなりしっかりと造り込んでいて評価を上げています。腕を組んで相変わらず仲の良いこと。 |
今年は出品されたドイツワインの中の約180種を試飲。全体的に「ドイツワインのアルコール度数の変化」を大きく感じた昨年(2004年)に比べ、今年(2005年)の試飲ではさらに「ドイツワイン全体のレベルアップ」が見てとれました。
どれもインポーターの中谷社長自らが現地で試飲して選んでいるワインなので、もともと既にセレクションにかかった良い物揃いなのですが、それにしても、180種飲んで、う~んこれはちょっと・・・というワインが1本もないのは凄いことです。
昨年に比べても、各蔵元レベルアップしていて、最近ドイツでも使われるようになってきた、フレンチオークの小樽(バリック)の使い方が特にうまくなった。樽香のつけすぎによるギスギスした感じもなくなり、ほどよい樽加減を身につけてきたようです。
全体的に、酸味と果実味のバランスのとれた2002年は「エレガントな年」、猛暑で糖度の高い2003年は「パワフルな年」、そしてこれから入荷が始まる2004年は、酸度が高く洗練された「ファインな年」で、長期熟成にも期待できそうです。
今回の来日ゲストは、黒いマントに身を包んだドイツワイン愛好家である「ドイツワイン騎士団」の面々。そして、ドイツで1日ホームステイさせてもらったヴュルテンベルク地域のワイナリー「ザンクト・アナガルテン」のパパ@ハンス・ヴィーデンマンさんと息子のマルセル。ラインヘッセン地域のワイナリー「デーブス」のフリードリッヒ・デーブスさんと奥様には、ここ数年、毎年のようにお会いしているような気が・・・。いずれも嬉しい再会の一時でした。(^^)
※初めてメッセージをいただく場合は、メッセージが表示されるまで少し時間がかかります。
※商品等の宣伝を目的とした投稿、記事内容に関連のない投稿は受け付けていません。