蝋で封印されたワイン(ワックスキャップ)の簡単な開け方
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赤や緑のカラフルな蝋(ろう)でワインの瓶を封印してあるワインって、なんだか面倒くさそう。 ちょっと敬遠しちゃいますよね。 でも、ご安心ください! 実は、現地の造り手さんたちから、超簡単なワックスキャップ(蝋留め)ワインの開け方を伝授してもらったんですよ。では、さっそく挑戦してみましょう! まずは、第一関門。 瓶口の蝋の上から、いきなりコルク抜きを突き刺します。 |
そうです、先に蝋を削ったり、溶かしたりなんてしなくていいんです。 ポイントは、蝋の上からコルク抜きを突き刺す時に、コルク抜きを寝かせて先っちょを真ん中に突き刺してからグリッとねじ込むこと。 コルク抜きを立てたまんま差し込もうとしても、狙いが外れてうまく真ん中に刺さらないことが多いでしょう? コルクの先が向いている方(よく見ると横を向いているハズ!)に寝かせて差し込むとウマくいくので試してみて。 そして、第二関門。 コルクを引き上げます。 「ソムリエナイフ」なら、自分の方(手前)にソムリエナイフを引っ張りながら引き上げること。 真上に上げようと思ったら、向こう(反対側)に押してしまって、かえって真っ直ぐ上がらず、コルクが折ちゃった!!! そんな経験がある人は、自分の方に引きながら上げてみて。 プロの道具「ソムリエナイフ」は、テコの原理でコルクを引き上げるので、ちょっと慣れるととても便利な道具です。サービスのプロが使う道具だけあって、あまり力を入れなくてもスムーズに開けることができます。 「T字形」のコルク抜き(テコのついていないタイプ)の場合は、時計回りに捻りながら引き上げると抜きやすくなります。 現地の造り手さんは、コレで勢いよくポンッと開ける人、けっこう多いですよね。こっちはかなり力業ですがシュポンッと見事なモンです。T(^^) ホラっ!開きました。 コルクを抜くときは、蝋片が入らないように気を付けながら抜きます。蝋栓はパキンと割れて、ホラこの通り、見事に開けることができました。 欠け落ちた蝋片が机にパラパラと落ちている程度で、最初にガンガン割ったり削ったりした場合に比べると散らばりようも可愛いモンです。 でも、多少は蝋片が散らばってしまうので、すぐに片付けられるように、何か敷いておいてから開けるといいかもしれませんね。 割れ口はけっこうキレイなもんで、触っても割とスムース。でも、ワインに赤い細かな蝋片が入ると嫌なので、清潔な布(ハンカチでもOK)で瓶口を拭きます。 仕上げに、ワインをグラスに注ぎます。 はい。できあがり。 面倒くさいと思っていた蝋キャップも、開けてみると、案外簡単。鉛やプラスチックのキャップシールを取り除く手間がなくって、返って簡単かもしれませんね。 |
簡単開封! ろうキャップワイン特集 |
赤 | ポール・サパン [2005] 「ボジョレー・ヌーボー キュヴェ・トラディション」 伝統を守る本格派 古風蝋栓 ポール・サパン所有の20以上のボジョレーの畑の中でも特に陽当たりの良い4つの畑。有機栽培で生きた土壌から作り、環境を整えて必要最低限まで農薬の使用を切りつめたほぼ無農薬のピュアなブドウを、伝統的な製法であるマセラシオン・ボジョレー法で時間をかけてじっくり仕上げたとっておき。封印の蝋の上からコルク抜きを差して開けることができます。 |
白 | ドミニク・ドゥラン [2001] 「サントーバン プルミエ・クリュ アン・レミリー ブラン」 華やかなアロマのプチ・ピュリニー・モンラッシェ ピュリニー・モンラッシェの畑のすぐ隣に隣接しているサン・トーバン地区の1級畑「アン・レミリー」。ふかふかに耕されたドミニクの畑は、一目で隣の畑との違いがわかります。ピュアで華やかなアロマのたっぷり詰まったボリュームのあるドミニクのサントーバンは、まるで「プチ・ピュリニー・モンラッシェ」。酸味のしっかりとしたキレ味とまったりとした果実味が相まって、洗練された気品がただよいます。 |
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