Barbeito
バーベイト
マデラワインは、ポルトガルの首都リスボンから南西に約1000km、モロッコから西に約800kmの海上にあるポルトガル領のマデラ島で造られています。
料理のソースなどに使われるお酒として有名なマデラワインですが、実は甘口から辛口まで色々なタイプがあり、食前酒として、また食中・食後酒としても、様々な楽しみ方ができるワインです。
マデラワインとは?
17世紀のこと、赤道を越える暑く長い航海を終えると、積み込んだワインが特有のフレーバーを呈することが知られるようになりました。
ワインに大敵のはずの酸化が、偶然にもマデラワインの特徴ともいえる独特の風味を与えたのです。
とはいえ、この時は酒精強化されていない普通のワインでした。
18世紀になってアメリカの独立戦争が始まると、今までの上得意であった船団が、マデラ島を経由しなくなり、マデラワインは最大の市場を失います。
そこで、航路が復旧するまでの間、貯蔵効率と保存性を高めるため、ワインの一部を蒸留し残りのワインに加えておきました。このワインを後になって飲んでみると、何と芳醇なこと。マデラワインの誕生です。
偶然と幸運で生まれたマデラワインですが、現在では高品質ぶどうだけを厳選し、プレス(圧搾)・発酵の後、95%のアルコールを添加する酒精強化を行ないます。
そのタイミングは、甘口はまだ糖分が分解しきらない初期に、辛口は醗酵終了段階に調整されます。酒精強化された新酒は3~6ヶ月以上、40~50℃に加熱されます。加熱が終わると3~4週間かけてゆっくり元の温度に戻され、このあとオーク樽で長い熟成に入ります。
ヴィノ・バーベイト社は1947年に設立されたワイナリーで、マデラの中心地フンシャルの西海岸に面した高い崖の上にあります。
マデラ島では珍しい家族経営で、伝統的な醸造法を継承しつつ、新しい技術も取り入れ、膨大な原酒のストックをもとに、優れたブレンド技術で世界中に高品質のマデラを供給しています。
マデラ島は南北が約57km,東西が約22km、もともと火山島であり、佐渡島よりやや小さめな大きさの島に標高約1800mの山が聳えているため、平地はほんの少ししかありません。
葡萄は標高300?800mのあたりで栽培されており、標高の高い方が涼しく葡萄の酸度が多くなるため、辛口タイプに使われるヴェルデーリョやセルシアルといった品種が栽培されています。
海岸に近い地域ではバナナが多く栽培されていて、バーベイト社の社長リカルドさんのお父さんもバナナ造っています。葡萄畑の近くにバナナ園があるという南の島ならではの光景です。
Madeira 20 anos Malvasia
マデイラ 20年 マルヴァジア
■エイジドヴァラエタル マデイラ(20年)
バーベイトは収穫量の少ない4種の高貴品種(白ブドウ)だけを使い、10年熟成のヴァラエタル・マデイラワインを造っていますが、さらに厳選したマルヴァジア種の古酒を使い、マデイラ島で初めて「20年」熟成のマデイラワインを造りました。
20年という長い歳月を経てもなお、生き生きとした酸味が感じられ、アプリコットやパイナップルなどのフルーツを思わせる果実味。
バーベイトのカンテイロで熟成中のマルヴァジア種の中で、素晴らしい状態と思われる樽をいくつか選び出してブレンド。わずか1,290本のみの瓶詰め。日本への入荷は240本。
No.04068 750ml ¥19,800(税込)
商品番号 | 04068 |
---|---|
生産者 | バーベイト |
品名 | マデイラ 20年 マルヴァジア |
生産年 |
|
容量 | 750ml |
タイプ | マデイラ/中甘口 |
アルコール度数 | 19.5% |
生産地 | ポルトガル 諸島 テラス・マデイレンセス |
品種 | マルヴァジア100% |
輸入元 | 木下インターナショナル |
AWN販売価格 | 19,800円(税込) |
消費税 | 10% |